愛媛県庁見学会(2019/09/07)

旅行から帰宅しました。呉→松山→新宮とめぐる旅行で青春18きっぷをだいぶ使いました。

さて、福山からしまなみ海道をバスで通って松山へと辿り着いたわけですが、松山の私鉄と言えば伊予鉄道です。その伊予鉄道鉄道唱歌の作者である大和田建樹が「伊予鉄道唱歌」という曲を作ったのですが、その6番が「伊予鉄道の本社ある 松山駅の近くには 役所兵営女学校 出で入る列車の数繁し」とあります。

その「役所」「兵営」「女学校」を巡ってきたのですが、役所にあたる愛媛県庁を撮影していると正面玄関で「県庁見学に参加しませんか」と誘われました。単なる役所なら断るところなのですが、大変興味が湧きまして参加してみることにしました。外観、これ(↓)ですよ? 参加しないという選択肢は僕の中にはもはやありませんでした。県外から来ているのでなおさら。

f:id:maronrailway:20180907133028j:plain

1929(昭和4)年に完成した建物で、知事が執務している庁舎では3番目に古いらしい。1番目が大阪、2番目がまさかの神奈川県。マジすか。

よくあるパターンとして、中はリフォームして変えてしまう、みたいなのがあると思うんですよ。この建物はそれこそ90年近く経っているのでなおさら。ところがそのまま残しているというのがすごいところで、今や高島屋くらいでしか見かけなくなった階数表示が弧になっているエレベータが現役。できた当時からエレベータがついていたらしく。

f:id:maronrailway:20180907134714j:plain

大理石の階段とステンドグラスの入った窓。ここをダブルのスーツ着て歩いたらさぞ映えるんだろうなと思う。

f:id:maronrailway:20180907135149j:plain

貴賓室や正庁なんかも見学したのですが、やっぱりお勧めは会議室ですね。オタクは会議の描写が好き。

一枚目の写真の青い部分(銅製なのでさびて青くなっている)の下の部分で、元々会議室として使われていたのが書庫として使われ、2001年の芸予地震で本棚が崩壊して再び会議室として使われるようになったようです。上に上がれるようになっているので会議をしているのを見下ろせるらしいですよ? こういう仕組みすき。

f:id:maronrailway:20180907140658j:plain

松山いい街です。また来たいですね

f:id:maronrailway:20180907143750j:plain

これは偶然撮れた坊ちゃん列車

f:id:maronrailway:20180907152940j:plain