地方の百貨店で夕食を食べる(2020/06/14)

秋田県は北東北なので二重扉で縦型信号機である。これがセイコーマートだったら北海道の写真だと言っても分からない気がする。

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秋田→酒田→余目と乗り継いで陸羽西線

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新庄で、本来はリゾートみのりに乗るはずったのが、このたびの余波で運休となったため、そのまま陸羽東線で東進することに。スマホの電池が切れそうだったので古川で途中下車し、駅ナカにあるタリーズで充電し、古川から陸羽東線東北本線と乗り継いで仙台都市圏の異様な狭さに驚きつつ仙台着。

仙台に着いた頃には17時を回っていたので夕食を食べることに。上手い具合に初日に駅弁という形ではあったけれど牛タンを回避しているので「牛タン以外の何か」を食べることに。

それでは何が良いのかと考えた結果、半田屋か藤崎だなと思った。

半田屋は単なる食堂ではあるのだけれど「生れた時からどんぶりめし」というのをポスターに書いてあるくらいにはごはんの量がおかしいことで知られている。公式ホームページのごはんの項目が「グラム」ではなく「カロリー」(「並」で370kcalというところから察して欲しい)である。非常にそそられる物があるが、今回は「藤崎」にした。

「藤崎」は仙台を代表する百貨店で、木綿商を前身としていて1819(文政2)年創業という歴史ある百貨店。地方の百貨店が死に絶える中でも頑張っていて、これはもう行かなければいけないと思った。

店舗は仙台駅から歩けるらしいけれど、仙台市営地下鉄青葉通一番町駅から直結しているのでせっかくなのでそっちを使ってみることにした。地下鉄に直結しているって、東京で言えば三越とかそういうレベルじゃん。この時点で「勝ち」ですよ。

 駅にもこのように記されている。きちんとロゴも入ってるところから力の入れようが分かってくるというものである。

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このように、そのまま本店地下2階へと入れる。

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 6階のレストラン「マーガレット」で夕食。和洋中揃っていて、昔ながらの百貨店のレストランという感じがした。一応食べログでは「中華料理」となっているけど、中華料理以外にもあるのでご安心を。その中でも「給料日に親に連れられて大きい駅近くの銀行にお金を下ろしに行ったとき、百貨店で高い物を買いに来たついでに百貨店のレストランで食べていそうな料理」にしてみた。要はオムライスである。家でお母さんが作ってくれるオムライスはチキンライスに卵がかかっているだけの料理が、百貨店に来るとこうなるんですよ。上に載っているクレソンみたいなのとか「いかにも」って感じしません? 味は普通に美味い。

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ホテルで食べる萩の月(本物)を買って仙石線あおば通まで歩き、仙台到着。仙台駅在来線構内に待合室があって、壁にコンセントがあった。これならわざわざ古川で降りなくても良かったのかもしれない。

電車が来るまで充電し東北本線で南下して福島到着。

活気のある百貨店を見た後にこれは、いやぁ……キツいっす。

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