突然だが、「ポートストア」というのを知っているだろうか。港湾部にある、大手コンビニチェーンのガワに「PORT STORE」と書いてある建物である。twitterのタイムラインに割と流れてくるので一回は見たことがあるかもしれない。港湾の福利厚生協会がコンビニチェーンに業務委託のような形を取っているため、あのような感じになったというのが真相らしい。
ところで、「艦これ」はローソンとコラボしていて、ローソンの制服を着せた公式イラストがあり、二次創作としてローソンで働いているという作品が見られる。以下はあくまで一例であり、pixivで「ローソン 鹿島」とでも検索をすれば一般からR-18作品まで様々なイラストが見られるだろう。18歳未満の子は果穂ちゃんが見られる作品だけ見よう。
このローソンが、例えば鎮守府の福利厚生として存在するとすれば現実のPORT STOREと同様の形態を取ると思った。だから、二次創作をするにあたって見ておきたかった。
というわけで根岸駅にやって来た。
根岸駅は貨物列車が見られる駅であり、今回もタンク車が密集していた。今回訪れるポートストアがある本牧はまさにそういう場所で、港湾の工場地域である。なのに本牧が中区というのが信じられない。であるがゆえに、本牧へ向かう横浜市営バス97系統は平日朝の本数が多いという典型的な通勤路線である。それでも休日に毎時2本あるというのは地味にありがたい。ただでさえ本牧は鉄道空白地帯*1なので……。
高速道路の高架脇を通り、三渓園や市民公園といった観光地や地元の場所を通りながら港湾部へ向かう。
「本牧ポートハイツ前」とかいう、明らかに港湾労働者向けの居住地があるだろうというバス停で下車すると、これぞ港湾地区という風景が目に入ってくる。
そんな場所に「ポートストア本牧店」は存在する。金融機関のキャッシュコーナーが併設しているのが労働者向けという感じがする。
そのポートストア本牧店は明らかにファミリーマートである。地元の最寄り駅で嫌と言うほど見ているのでよく分かる。店内の品揃えも、店内に流れているアナウンスもファミリーマートそのまま。これなら艦これ二次創作で店内を一般的な店を参考にできそうではある。
サイゼリヤの間違い探しの如く違いを探し回ったところ、港湾労働者向けだろうと思われる作業靴や手袋類が展開されているのを発見した。これを艦これ二次創作で使うとしたら何になるんだろうか。まさかの下着……?
何も買わずに出るのはさすがに失礼だろうということで、お茶を買った。「Family Mart」と印字されており、お茶自体もファミマブランドで値段も変わらない。
というわけで、ひらめきを得て横浜駅行きのバスに乗った。
でも、鹿島がえっちなことをされるなら「例のコンビニ」だと思う。
ここは「例のプール」と並ぶ「例のコンビニ」と呼ばれるスタジオです。
— AV男爵しみけん (@avshimiken) 2016年10月9日
外見も中身も一見普通のコンビニですが、置いてある雑誌が写ってもいいように
少年ジャンプ→少年ジャンボ
フライデー→マンデー
等に変えられている芸の細かさ! pic.twitter.com/1nClH5JH3m