宮脇翁に勝つ(2020/08/15)

世の中には鉄道に関する書籍が数多ある。それを書いた人で有名執筆者というのが何人かいる。徳田耕一、生方良雄、川島令三など、あげればきりがない。

そんな鉄道に関する書籍で紀行系の作品に強いのが宮脇俊三ではないだろうか。『時刻表2万キロ』、『線路のない時刻表』、『鉄道廃線跡の旅』などの有名書籍を執筆している。乗りつぶしが趣味で出版社で働きながら、休日に国鉄の未乗路線を潰していき51歳の時に全線完乗した人物である。『時刻表2万キロ』で、鉄道に乗ること自体が旅ということが認知されて国鉄の「いい旅チャレンジ20,000km」が実施されるようになったらしく、鉄道趣味の歴史を変えたといっても過言ではないかもしれない。

そんな宮脇俊三が全線完乗した地が足尾線の間藤駅らしい。彼が間藤駅に到着したのが51歳の時。僕が行けば彼より早く到達したことになる。JR全線乗車してないけども! 桐生駅に来る前に佐野線乗車して東武全線完乗してきたからいいよね! ね!

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足かけ9年で東武完乗

そういうわけで、葛生から佐野に戻り両毛線経由で桐生に至る。宮脇翁の時代には国鉄足尾線だった路線は、現在はわたらせ渓谷鐵道という第三セクターとなっている。車両も新潟トランシス製の車両が使われていて、なかなか頑張っている方だと思う。

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時間は昼時なのでクロスシートの車内で東武北千住駅売店で購入を施行したチキン弁当を喫食する。北千住駅で見たとき「あるんだすげえ」って思いながら買ったもの。

神戸駅で少々ホームに停車。「この先食べるところはありません」と北海道の高速道路にあるガソリンスタンドのようなことをいいながら駅弁を車内に売りに来るのだけど、前述の通り弁当はいらない。だけど、飲み物が飲みたかった。北関東で雲一つない快晴、気温は35℃を超えている。ずっと列車に乗っているだけでも暑いくらい。なので、お茶だけ買った。そしたらこれだった。

 飲みながら列車はずんずんと山奥へ向かう。神戸から沢入までの間、駅がなさ過ぎてめちゃくちゃ不安になった。これで北海道行くが大丈夫なのか僕

というわけで間藤駅到着。

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ごらんのように間藤駅のある旧足尾町日光市と合併したので、間藤駅からJR日光駅日光市営バスが走っているらしい。今度乗ってみたいな

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