物書きでもイラストが欲しい!

今話題のAIによるイラストの話。

人によって理由は様々ですけど、どうしてイラストが欲しいのかと僕に聞かれれば「絵が描けないから」ということになります。

絵は描けるんですよ。紙と鉛筆があればいいし、なんならPCについてるペイントソフトだってある。ただ、それを使ったからといって描けるのは「絵のようなもの」でしかないんですね。向きも一緒だし影のつけかたも分からない。手も描けるかすら怪しい。

じゃあ今からお絵かきを始めるか、と言ったところで終わりの見えないマラソンを走らされているような物で、それを走るために今やっている小説書きをやめるしかないかもしれない。両立できればいいけどあいにく僕はそれができません。そして何なら欲しいイラストが今描いている小説で使う物かもしれない。10年先延ばしする? 無理だろそれ。

そうなればおとなしくイラストレータに依頼をするしかないんですね。タダなんて言わない。それこそ何万とお金を払っても描いてもらうことになります。そらそうです、自分にない技術を使って描いてくれるわけですから。

ただ、ツイッターやpixivのプロフィールとか見ていると「個人からの依頼はお断りしています」となっていることもしばしばあります。

そうなればやることは一つですよ。AIという技術に頼るしかない。AIで作った画像ならばまあ背景が怪しいし文字も何だか日本語になっていないのが出力されてくるかもしれません。それでもpixvでイメージ画像として使うくらいには十分な物が発揮できるかもしれません。

たとえばこのイラストは「Bing Image Creator」という機能で出力してみた画像で、「駅に水着姿の女の子がいる」というイラストです。「水着姿で駅にいるのが当たり前」みたいな世界観で作ってみまして、よく見れば水着自体おかしなことになっているんですが、こういう世界観だぞ、というのを説明するのに役に立ちそうです。

あと、僕は架空鉄道をやっていて、その架空鉄道の駅員のイラストも欲しいなと思うんですが、そもそもオリジナルの女の子(しかも鉄道員の姿、できるならば鉄道車両を背景に入れたい)を描いてくれる人ってどこにいるんでしょう。AIはどうも鉄道に詳しくないので、それこそ人間の役割かもしれません。

で、こうやって小説の挿絵にして使うような層って小説家になろうとかで比喩ではなく毎日アップしているような人たちなんじゃないかなあと思うんですよ。依頼すれば高品質のイラストが作れますけど、それを毎日載せるのか?、という話でありまして。

なもんで、AIに憤っているイラストレーターのみなさん、個人からの意らも受け付けてみてもいいと思いますよ? 多分需要はあるので。