最初で最後の加悦訪問(2020/02/08)

鳥取東横インに泊まった僕はこの日、無料の朝食バイキングを食べていた。まさかこれ以降バイキング形式が成立しなくなるとは思わずに――。

ちなみに前日の夕飯は以下のエントリに詳しい。

maronbooks.hatenablog.com

ホテルを出て駅の近くの「すなば珈琲」という喫茶店でウィンナーコーヒーを飲む。普段はブレンドしか飲まないのに珍しい店だとすぐこうだ。

 8時56分発の山陰快速ジオライナーで山陰本線を東へと進む。普段より出るのが遅いと思われる向きもあるかもしれないが、そもそも山陰本線普通列車の本数が少ないので、この時間になるわけだ。

どうやらこの列車は観光列車を兼ねているらしく、山陰海岸ジオパークの説明や「車内販売はありません」というアナウンスがあった。そら快速なんだから当たり前だとは思うのだけど……。

約90分走って豊岡に到着。豊岡はコウノトリの街らしく、観光案内所や循環バスにコウノトリのイラストが見られる。極めつけがこれだ。節操なさ過ぎるのではないか。

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京都丹後鉄道に乗り換えて与謝野を目指す。

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なぜ与謝野なのかといえば、加悦SL広場の最寄り駅だからである。客車などがあって大変趣深い鉄道施設だったのだが、2020年3月31日をもって閉鎖されることが決まっていた。ところがそこまで行く足がなく(歩けば良いのだろうけど約8kmなのでキツい。バスもあるらしいけどそこまで便利なのかと言われると……)、躊躇していたのは確かだった。

ところが、この閉鎖で「最後に行っておきたい」という鉄道オタクが複数現れた。そのうちの鉄道オタクの一人は関西に住んでいて、自動車を出してくれるという。大変有り難いことである。問題は雪が降っていることだった。だから、今回の問題は車が出せるか出せないかというだけだった。ブログを書きながらこんなことで悩める時代だったんだなとつくづく実感する。まだ5ヶ月前の話なんだけどね……。

ともかくも与謝野で乗せてもらうことになったのだが、どうやら遅れているらしく天橋立で乗せてくれるらしい。なので、与謝野を通過して天橋立で列車を降り天橋立を観光し、オタクの運転する車の後部座席に収まる。車を走らせて加悦SL広場に到着。

最後なので入ったところにある資料庫のような場所の収蔵品の写真を撮りまくる。中に入りこちらも写真を撮りまくる。撮りまくった結果ブログに何を載せれば良いか迷ってしまう。(本末転倒)

なので、とりあえず1枚だけ出してみたがどうだろうか。

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一通り見終わった後、加悦鉄道資料館へ。廃駅である加悦駅をそのまま使っている施設で、SL広場は閉鎖されたけれど、こちらは今もやっているそうなので興味があったら行ってみて欲しい。隣接する与謝野町役場加悦庁舎という役ヲタの駐車場(たぶんそうだよね)に自衛官募集の看板が立ててあって、「艦娘募集の看板とかあったりしそうですよね」などと話していた。こういう田舎にある看板を見て応募してきたのが吹雪型とかだったりしたらめちゃくちゃエモくないですか。

SL広場の方は車両関係を主に展示しているのに対し、こちらは駅の設備などを主に展示している。個人的にはこっちの方が好きかも。

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大満足で与謝野を後にした。

 

夕飯は京都料理。

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