有馬記念を予想する

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明日、12月26日は有馬記念が開催されます。桜花賞から馬券を定期的に買い始めた(実は初めて買ったのは2015年皐月賞)2021年シーズンの中央競馬のG1レースも、ホープフルステークスを除いて終わります。

そんな一年の総決算であるグランプリ・有馬記念の馬券を買いたいと思います。桜花賞でソダシを複勝で当てた勢いでオークスで沈み、宝塚記念でクロノジェネシスを取り、秋天の3強決着のレースでワイドなんか取ってしまい、朝日杯フューチュリティステークスは滑り込みで買ったドウデュースとセリフォスで馬連を初めて当て、中山大障害オジュウチョウサン単勝にしておけば良かったと後悔した僕が予想をします。

 

今回の有馬記念の出馬表は以下の通り。

1 ペルシアンナイト(牡7)

2 パンサラッサ(牡4)

3 モズベッロ(牡5)

4 メロディーレーン(牝5)

5 ディープボンド(牡4)

6 ウインキートス(牝4)

7 クロノジェネシス(牝5)

8 ユーキャンスマイル(牡6)

9 ステラロヴェローチェ(牡3)

10 エフフォーリア(牡3)

11 アリストテレス(牡4)

12 シャドウディーヴァ(牝5)

13 アカイイト(牝4)

14 アサマノイタズラ(牡3)

15 キセキ(牡7)

16 タイトルホルダー(牡3)

 

この中で皐月賞天皇賞(秋)を取ったエフフォーリアとグランプリ3連覇のクロノジェネシスの2頭が強いと言われています。エフフォーリアは3歳馬なのですが、3歳馬がガチガチ決着した3頭のうちの1頭に割って入ってきて古馬を蹴散らして優勝したということだけでも強いんですよ。事実、3歳馬で有馬記念を取ったのは88年オグリキャップまで遡るとサトノダイヤモンドゴールドシップ、オルフェーブル、シンボリクリスエスマンハッタンカフェグラスワンダーマヤノトップガンナリタブライアンなどなど、錚々たるメンツが並びます。あのディープでさえハーツクライに負けているので、そこに並ぶだけでもすごいことだと思います。一方のクロノジェネシス牝馬で、牝馬自体の有馬記念の優勝が近代競馬として整えられた1984年以降だと2008年のダイワスカーレットジェンティルドンナ、クロノジェネシスの3頭しかおらず、しかもクロノジェネシスグラスワンダー以来の3連覇という偉業を達成しています。

じゃあどちらがいいかと言えば、個人的にクロノジェネシスに賭けてみたいと思っています。3歳馬はまだ夢を見られますが、このレースをもって引退するクロノジェネシスの4連覇は見られるものではないし、グランアレグリアとコントレイルは引退試合できっちり決めて終わったし、「強い牝馬は強い」を地で行って欲しいというのと、「現役競走馬にマウントを取るグラスワンダー」というイラストがムカついたので4連覇して欲しいという、様々な思惑で1着にクロノジェネシスを挙げたいと思います。

軸を決めたので次にどう買うかなんですが、血統とか(アルゼンチン共和国杯)、面白そうな名前だからとか(百日草特別)、知っている馬が出ているからとか、お気に入りの馬がいるからとか(オークス秋華賞など)、距離の相性とか(阪神JF朝日杯FS)、色々やってみたんですが、今回は主にサイン馬券をやってみようと思います。

サイン馬券というのは今年の世相が実は買い目だったとかいう、ある意味こじつけのようなものだと思ってください。それでは何をサインにするかというとウマ娘です。実在の競走馬をモデルにしたゲームで、ウマ娘から実際の競走馬に足を踏み入れた人も多いと聞きます。僕もそのうちの一人で、初めて聞いた馬がテイエムオペラオーとかアドマイヤベガハルウララディープインパクトくらいしか知らなかったはずなんですが、今では名前を良く耳にしたりします。菊花賞で横山武史がタイトルホルダーに騎乗して逃げを打って1着を取ったとき、セイウンスカイに騎乗した父・横山典弘を彷彿とさせるみたいなことがあったので、全く的外れでないところが恐ろしいところです。

有馬記念と聞いて思い浮かぶのがナイスネイチャの3年連続3着です。大穴ダイユウサクと大逃げメジロパーマーと復活トウカイテイオーの時にやっちゃうのがナイスネイチャナイスネイチャたらしめていると思いますが(いやまあ前後がオグリとナリタブライアンで、そもそもあそこ濃いなとは思うんですが)、ナイスネイチャはワイド馬券があれば良かったと思ったファンがいたそうで、じゃあ3番の馬(モズベッロ)をクロノジェネシスとエフフォーリアのワイドで買ってみます。

次にナイスネイチャが3年連続3着の時の3年目はトウカイテイオーの1年ぶりの奇跡の復活です。奇跡……いるんですよ「キセキ」が。これをクロノジェネシスとの馬連で買います。

2000年の有馬記念も有名で、年間全勝が懸かったレースで包囲網を敷かれたテイエムオペラオーが一気に優勝を決めたというのがあります。当時オペラオーは過小評価されていたようですが、ここに来て見直されているらしいのです。メイショウドトウが初めてテイエムオペラオーと相対した2000年宝塚記念に出走していたのが、当時グランプリ3連覇中のグラスワンダー。4連覇をかけたレースで優勝したのがテイエムオペラオー。鞍上は和田竜二。いるんですよ和田竜二が騎乗する馬。

他にはプロモータとして就任したり、本人役でアニメに出演したり、NHKの歌番組で出演するウマ娘の名前を見て「みんな強いですよね」とか言ったりしていた武豊が鞍上のアリストテレスとか、色々買ってみようと思います。

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あとはウマ娘関連で言うと、ゴールドシップですね。ゴールデンウイークに「ゴルシウィーク」とか言い出したかと思えば、オークスゴールドシップ産駒のユーバーレーベンが1着になったりと、ウマ娘ゴールドシップの活躍抜きに語れないと思います。というわけで「5-6-4」の3連単(3連複だと表記が4-5-6になるので不適当)で少し買います。ディープボンド(鞍上和田竜二)→ウインキートス(父ゴールドシップ)→メロディーレーン(ちっちゃいの)と、あり得そうなのが恐ろしくないですか……?

そのメロディーレーン、通常470kg程度はある競走馬の中で340kg近い馬体重で走り、前走古都ステークスでオープン入りを決めるという好調さ。長距離が得意なのがオルフェーブル産駒だなと思います。大外となってしまったタイトルホルダーの姉で、きょうだいで一緒の舞台を走ることになります。当たり外れは度外視で応援馬券を買おうと思います。

こんな感じで色々買って楽しもうと思います。当たれば良いな。