艦援合同(Materialβ、秋月若葉)

僕が高校生の頃、関西に住むアダルトビデオの制作者が逮捕されました。少女にお金を渡してセックスするという、いわゆる援交モノなのですが、対象年齢は小中学生、中出しが基本という鬼畜さから今でもインターネット上で動画が流通しているとか何とか。確か60本くらい作ってたらしいですよ?
今回はそんなAVをベースにした合同誌です。

興味がある人は9月23日に東京ビッグサイトで開催される砲雷撃戦!よーい!で買い求めてみて下さい。

1)磯波(CRUSADER)
世には出回っていないとされている艦娘が出演しているAVがあると偶然知ってしまうという話。「一回の大事故の裏には二十九の小さな事故があり、その裏には…」という格言からして、他の艦娘が出演しているものがまだあるんじゃないかって気もしますね。性行為に慣れている磯波ちゃんが大変えっち。
この合同誌の内容を知るためのトップバッターに抜擢されたのかもしれない。

2)島風苅田路石)
初体験をした義理の父親にAVに出演させられたという背徳感からしてやばい。完全に開発されちゃっているところをみると、この親父、何回食ったんだよって思いますね。
島風の制服」という時点で、現実には既にAVの一種としてジャンルが存在しているわけですけど、これ、実際に艦娘が制服として着ていて、AVの用途として使うとした場合本人はどう思うんでしょうか。もう素直に着れないんじゃないかと思うんですがまんざらでもないような描写を見ると、この業界で食っていきそうな感じ。

3)潮(初瀬川みそら)
罪を犯した別の提督の証拠を押さえるという業務命令の下、AVを見るという話。世の中にはアダルトビデオとかエロ本を見て判断するような仕事があるのですが、趣味ならともかく、こういう類いの仕事って平常心で臨まないといけないので大変そうだというのはよく分かります。
自分が満足すればいいだけという男が貪るという意味では、気弱な潮というのは好都合な存在だったのかも。

4)神通(キノコ)
元ネタも異物挿入のものがあるそうで。あんなことされたら狂っちゃうだろうし、普通のプレイでは満足できない身体になってそうです。
世の中には「清純派のAV女優」という清純なんだか不純なんだか分からない肩書き(?)が存在するわけで、清純派というのが本当に存在するのかというところから疑わないといけない辛さが滲み出てます。そんな理想を追い求めていた提督の末路は――。

5)由良(笹松しいたけ)
前作までは「ビデオ越しに見る」というシチュエーションだったのが、今作はビデオの中の話。
代金を踏み倒したためそのカタとして近所の幼なじみの由良に出演してもらうが、男自身も初めてなのでわけもわからずやってしまうというわけで、何事にも予習が大事なんですね。果たして自分は女の子を気持ちよくさせることができるのか、未経験の自分自身が恐怖する作品。笹松さんの書く話で中出しが気持ちよくない話を読んだのは初めてです。

6)羽黒(天調)
ビデオから飛び出して現実世界でセックスする話。エクストラ枠というのを理解しました。自分の価値を低く見積もっているからそうせざるを得ない、そういう方法しか知らないというのは往々にしてありますよね。新天地では別の方法を探ってあげて欲しいと願うばかりです。
「精いっぱい頑張りますね」というセリフ、ゲーム内のものなんですけど、ずるすぎるくらいこのシチュエーションに似合ってるのがなんとも。

7)龍鳳(秋月若葉)
主催者。元ネタをベースにしているためか、この合同誌はこういう話だったなという締めにふさわしい話。
毎週彼とエッチしているにもかかわらずAVに出てしまう龍鳳が言わされたセリフが本当にきついので、有名なセリフになるのも納得。果たして、龍鳳は何を思ってこのAVに出たのか。毎週中出しされることより幸せなこととは何なのか。それは龍鳳のみぞ知る。